配信上限の仕様
配信上限設定を行うことで、配信対象ユーザー1人に対して1日のキャンペーン配信上限数を指定する事ができます。
- 1日の定義は00:00:00から23:59:59までです。
- 1日に行われる配信の中で、配信開始日時がはやいキャンペーンから順に配信が行われます。
設定例)
- ユーザー毎の配信上限数:一日に「2」回
- キャンペーンAの配信開始日時:10:00
- キャンペーンBの配信開始日時:14:00
- キャンペーンCの配信開始日時:18:00
上記設定を行っている場合、すべてのキャンペーン(A、B、C)の配信対象ユーザーはキャンペーンA、Bのみ配信され、キャンペーンCは配信されません。
上記設定を行っている場合、キャンペーンBの配信後の15時にユーザー毎の配信上限数を「3」へ変更した場合、すべてのキャンペーン(A、B、C)の配信対象ユーザーは18時配信のキャンペーンCの配信を受信できるようになります。
《配信上限設定の変更について》
配信上限設定を変更した場合、設定は即時反映されますが、配信開始日時の2時間前までに変更した内容が適用されます。
設定変更時に配信準備中(配信開始日時まで2時間以内)のキャンペーンが存在する場合、該当するキャンペーンの配信時には変更が適用されませんのでご注意ください。
キャンペーン配信優先度の仕様
配信対象ユーザー1人に対して同時刻に配信されるキャンペーンが複数ある場合は、キャンペーン配信優先度の設定に従って、優先度の高い順に配信可否が判定されます。
配信上限に達した場合は、優先度の低いキャンペーンは配信されません。
設定例)
- ユーザー毎の配信上限数:一日に「2」回
- キャンペーンの配信開始日時同時刻:キャンペーンA、キャンペーンB、キャンペーンC
- キャンペーン配信優先度:キャンペーンA > キャンペーンB > キャンペーンC
上記設定を行っている場合、キャンペーン配信優先度順に配信可否判定が行われるため、すべてのキャンペーン(A、B、C)の配信対象ユーザーの場合はキャンペーンA、Bのみ配信され、キャンペーンCは配信されません。
《同時刻複数配信の場合の配信順について》
配信優先度では配信可否判定のみ行われるため、実際に配信対象ユーザーの端末(アプリ)で受信される順序は保証されません。
配信上限/優先度とエラーについて
設定例)
- ユーザー毎の配信上限数:一日に「1」回
- キャンペーンの配信開始日時同時刻:キャンペーンA、キャンペーンB
- キャンペーン配信優先度:キャンペーンA > キャンペーンB
上記設定を行っている場合、両キャンペーンの配信対象ユーザーには通常キャンペーンAのみ配信され、キャンペーンBは配信されません。
このときキャンペーンAの配信処理中にエラーが発生した場合、キャンペーンBの配信処理は続行されます。キャンペーンの配信は以下のとおり行われます。
- A/B両キャンペーンの配信対象ユーザー:キャンペーンAのエラー発生箇所により、配信結果が異なります。キャンペーンBが受信される場合と両キャンペーン共に配信されない場合があります。
- キャンペーンAのみ配信対象ユーザー:配信されません。
- キャンペーンBのみ配信対象ユーザー:配信されます。
デバイストークンが紐づいていないユーザーについて
アプリプッシュ通知を行う場合、デバイストークンが紐づいていないユーザーには配信は行われません。
ただし、Rtoaster reach+の処理上デバイストークンが紐づく前のユーザーは「配信した」ユーザーとして扱われます。
実際に配信が行われていないため配信数としては計測されませんが、配信上限数を設定して複数配信を行う際に、配信の前後でデバイストークンが紐づいたユーザーについては以下のように処理されます。
設定例)
- ユーザー毎の配信上限数:一日に「1」回
- 午前に配信されるキャンペーンAの配信開始日時時点のユーザーAのデバイストークン:なし
- 午後に配信されるキャンペーンBの配信開始日時時点のユーザーAのデバイストークン:あり
上記の場合、両キャンペーンの配信対象ユーザーAはキャンペーンAが配信済みとして扱われるため、午後のキャンペーンBは配信されません。