ECサイトなどで商品の購入を検討しているお客様が、カート内に商品を投入したままサイトから離脱してしまうことがあります。
お客様が一度でもカートに入れた商品は、少なからず購入意欲がある商品です。
購入に至らずサイトから離脱したとしても、再びサイトに訪問した際にカート内に入っている商品の購入意欲が高まっている可能性が考えられます。
Rtoaster action+の機能を使えば、カート内に残っている商品を表示し、お客様に商品購入の再検討を促すことができます。
施策の概要
ECサイトにおけるカゴ落ち対策として、商品をリマインドすることは重要視されています。
お客様が「前回気になった商品をこのサイトで購入したい」という意欲が高い状態でサイトに再び訪問した際、再度商品を探して選び直すことは負担になります。
カートに残っている商品をカートページ以外の場所で教えることにより、お客様にスピーディーな判断を促し、購入を支援することができます。
Rtoaster action+の自動レコメンド機能「残留カート内履歴」を使用することで、お客様がカートに残している商品を表示することが可能です。
たとえば、お客様が商品を再び探すためにトップページにアクセスした際に、「買い忘れていませんか?」という見出しをつけて、カートに残っている商品を表示することで、購入確率を高める効果に加えてスムーズな購入導線を設けることができます。
また、MAからメール配信するカゴ落ちシナリオと組み合わせて、サイト訪問時にレコメンドを表示することで相乗効果も期待できます。
主な準備事項
-
Rtoasterタグを利用する場合
- Rtoaster基本コード
- エレメントID・サブエレメントID
- Rtoasterレコメンドコード
-
ワンタグを利用する場合
- ワンタグ設定
- ワンタグ取得
- ワンタグの実装
- 自動レコメンドの事前準備
- レコメンド表示用のテンプレート(HTMLコード)
《自動レコメンドのご利用について》
ご契約内容やご契約時期によって機能が有効になっていない場合があります。
本機能のご利用を希望される場合には担当営業またはRtoasterサポートへお問い合わせください。
管理画面設定手順
1.自動レコメンド基本設定
自動レコメンド基本設定で「残留カート内履歴関連設定」を設定します。
※「残留カート内履歴」を利用するには、カート内のアイテム情報を取得するための実装と残留カート内履歴関連設定が必要です。
- 「アクション・効果測定」>「共通機能設定」>「自動レコメンド基本設定」
- 〔学習基本設定〕タブで「編集」をクリックします
※管理者のみ編集が可能です - 自動レコメンド学習基本編集画面で「残留カート内履歴関連設定」をクリックします
- 残留カート内履歴関連編集画面でカートページURL正規表現を入力します
例)カートページのURLが「/cartpage/」で始まる場合、「^/cartpage/」と入力します
※入力の際「http(s)://www.domain.co.jp」等のドメイン名は省略してください - 残留カート内履歴保持期間(日)を1以上365以下で入力します
- 「OK」をクリックして残留カート内履歴関連編集画面を閉じます
- 「OK」をクリックして自動レコメンド学習基本編集画面を閉じます
2.Webテンプレート設定
Webテンプレート設定で「テンプレート」を設定します。
- 「アクション・効果測定」>「Web設定」>「Webテンプレート設定」
- 「Webテンプレートを作成」をクリックします
- Webテンプレート選択画面で「通常」をクリックします
- Webテンプレート編集画面で任意のWebテンプレート名を入力します
- レコメンドするアイテムを表示する際のテンプレートをHTML形式で入力します
※テンプレートの記述例や利用可能な書式は「テンプレート書式:プレースホルダ機能」をご参照ください - 「OK」をクリックしてWebテンプレート編集画面を閉じます
3.Webレコメンド設定
Webレコメンド設定では、3つの設定を行います。
- レコメンド場所の設定:レコメンド場所名とエレメントIDを設定します。
- レコメンド方法の選択:自動レコメンドの種類を選択します。
- テンプレートの設定:レコメンド表示するテンプレートを設定します。
- 「アクション・効果測定」>「Web設定」>「Webレコメンド設定」
- Webレコメンド設定画面で「Webレコメンド場所を作成」をクリックします
- レコメンドタイプ・レコメンド方法選択画面で「通常」を選択します
- レコメンド方法選択で「自動レコメンド」を選択して「OK」をクリックします
- 自動レコメンド種類選択画面で「残留カート内履歴」を選択します
- Webレコメンド場所編集画面で任意のWebレコメンド場所名を入力します
- 任意のエレメントIDを入力します
- Webテンプレートで『Webテンプレート』のラジオボタンを選択して、プルダウンから利用するWebテンプレートを選択します
- 複数枠設定の表示枠数に、レコメンド場所へ表示するアイテムの枠数を入力します
- 「OK」をクリックしてWebレコメンド場所編集画面を閉じます
4.設定の反映
管理画面設定後、設定の反映を行います。
- 新規作成したWebテンプレート、Webレコメンド場所の「設定の反映」を行います。
- 詳細は「設定の反映」をご参照ください。